2022年2月15日
今日は2月15日です。
春一番名附けの日
1859(安政6)年2月13日、壱岐郷ノ浦(長崎県壱岐市)の漁師53人が五島沖で突風に遭い全員が死亡した。それ以前から、郷ノ浦の漁師の間で春の初めの強い南風が「春一」と呼ばれており、これが「春一番」の語源とされている(この故事により、1987年に郷ノ浦港近くの元居公園内に「春一番の塔」が建てられている右の写真)。
春一番の語源には他にも諸説ある。1963年2月15日の朝日新聞朝刊での「春の突風」という記事が初出とされ、このため2月15日は「春一番名付けの日」とされている。
1985年からは気象庁が春一番の発表を行っている。
国旗の日 [カナダ]
1965年のこの日、カナダの国旗が、それまでのユニオンジャックの入ったものから、現在のサトウカエデの葉をデザインしたものに改められた。
建国記念日 [セルビア]
1804年の第1次セルビア暴動と1835年の最初の憲法制定を記念。
セルビアは、旧ユーゴスラビアの継承国。バルカン半島の中心に位置する内陸国で、美しい山岳風景が広がり、ローマ時代の遺跡をはじめ、西東の文化が融合した歴史的建造物の宝庫です。首都はベオグラード、国土は77,474平方キロメートル(北海道とほぼ同じ)、人口693万人(北海道は528万人)。
西行忌,円位忌
歌人・西行法師の1190(文治6)年の忌日。
亡くなったのは旧暦2月16日であるが、願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃
の歌より、15日を忌日としている。
2月15日は釈迦入滅の日であり、この前後に亡くなることは仏教の修業をする者にとっての憧れだった。
兼好忌
鎌倉時代末期から室町時代初頭の歌人で随筆『徒然草』の作者として知られる兼好法師(俗名・卜部兼好)の1350(正平5)年の忌日。ただし、1352年にはまだ存命だったとの説もある。
一般に「吉田兼好」と呼ばれているが、これは兼好の生家・卜部家が京都吉田神社の神官をしており、その子孫が吉田姓を名乗った為に後世の人がつけたものである。
だれかの誕生日
坂上みき
(1959年、タレント,アナウンサー[元](テレビ新潟))
大阪府八尾市出身、関西学院大学文学部卒、1982年 テレビ新潟アナウンサー、毎日放送「MBSナウ」ニュースキャスター、1990年 TOKYO FM「坂上みきのFMソフィア」パーソナリティを担当(~1998年)
その後もラジオのパーソナリティをはじめ、ナレーターやイベント司会、映画コラム、エッセイの執筆など。私生活では、2006年に12歳年下のニュージーランド人男性と結婚。20012年53歳で男児出産。
現在、子育て奮闘中です!
米村でんじろう
(1955年、サイエンスプロデューサー)
1955年、千葉県に生まれる。
東京学芸大学大学院理科教育専攻科修了後、自由学園講師、都立高校教諭を勤めた後、広く科学の楽しさを伝える仕事を目指し、1996年4月独立。
NHK「オレは日本のガリレオだ!?」に出演、話題を呼ぶ。
1998年「米村でんじろうサイエンスプロダクション」設立。
現在、サイエンスプロデューサーとして科学実験等の企画・開発、各地でのサイエンスショー・実験教室・研修会などの企画・監修・出演、各種テレビ番組・雑誌の企画・監修・出演など、さまざまな分野、媒体で幅広く活躍中。《denjiro.co.jp》
立川志の輔
(1954年、落語家)
富山県生れ。明治大学在学中は、落語研究会に所属。卒業後、演劇活動、広告代理店勤務を経て、1983年に立川談志に入門する。1990年、立川流真打昇進。文化庁芸術祭賞をはじめ、多数の賞を受賞。テレビ、ラジオのパーソナリティとしても活躍している。著書に『しのすけのものさし』『志の輔の肩巾』『話の後始末』(天野祐吉氏との共著)などがある。
白土三平
(1932年、漫画家『甲賀武芸帳』『カムイ伝』)
東京都杉並区生まれ。画家である父、岡本唐貴の影響で油絵を学ぶ。戦後、生計を立てるために紙芝居を描きはじめる。1952年、指人形劇団・太郎座に美術担当として参加。1957年に単行本「こがらし剣士」(巴出版)でデビューし、貸本マンガ家に転じる。1959年に刊行された単行本「忍者武芸帳」(三洋社)が人気を集め、貸本マンガとしては珍しい全17巻に及ぶ長編作品となった。1963年「シートン動物記」「サスケ」で第4回講談社児童まんが賞を受賞。1964年、ガロ(青林堂)に「カムイ伝」の連載をスタートする。江戸時代を舞台に身分制度によって差別され、迫害から逃れようとする忍者を描き高い評価を得る。同作は長期にわたって連載され、アニメ化、映画化され大ヒットした。その他の代表作に「ワタリ」、「サスケ」などいずれも忍者を主人公にしたマンガがある。《コミックナタリー》
ガリレオ・ガリレイGalileo Galilei
(1564年、伊:物理学者,天文学者)
1564年ピサ郊外で生まれる。
ピサ大学で医学を志したが、数学・物理学に転向。
在学中に振り子の等時性を発見、1589年、弱冠25歳で同大学の教授となる。1592年パドヴァ大学数学教授となった。
望遠鏡を用いて天体観測を行い、木星の4つの衛星や金星食、太陽の黒点などを発見し1610年に『星界の報告』として発表した。これはコペルニクスの地動説を証明するものであったため、1616年ローマに召喚され異端審問裁判にかけられた。無罪となったものの、地動説を流布しないことを制約させられた。1632年『天文対話』を発表、再び宗教裁判にかけられ、地動説を放棄させられ、投獄された。数ヵ月後に釈放された後は軟禁生活となった。《人名辞典》
少し前の今日
お寺の解体修理、昨年は奈良薬師寺の東塔が修理を終えたようです。
薬師寺は1300年の歴史のなかで幾度も火災や地震、台風により多くのお堂が失われました。そのなかで東塔は、薬師寺創建当初から唯一現存し、平城京最古の建造物です。
東塔はこれまでに何度も部分的な修理が行われてきましたが、平成21年(2009)より史上初の全面解体修理に着手し、令和3年2月15日竣工致しました。
2021年2月15日 《朝日新聞デジタル》
薬師寺の東塔で竣工式 110年ぶりの解体修理終える
約1300年前に建てられた奈良の世界遺産・薬師寺の東塔(とうとう)(国宝)は約110年ぶりの解体修理が終わり、15日に竣工(しゅんこう)式があった。文化庁や奈良県の関係者ら約60人が参加するなか、約10人の僧侶がお経を唱えた。3月1日~来年1月16日に特別開扉される。
東塔は8世紀前半ごろにできたとされ、高さ約34メートル。木造の三重塔で、各層の屋根の下にひさしのような裳階(もこし)がつく。その建築美が「凍(こお)れる音楽」とも評される。
寺によると、2009年に修理に着手し、昨年12月にすべてを終えた。コロナ禍の影響で、落慶法要は未定。(岡田匠)《朝日新聞デジタル》